痛々しくて痛い
というか、昔から陣内は、電話をしている間はホントにそれしかできないし、何だかんだで長引いて貴重なくつろぎタイムが潰されてしまったりするので、何か連絡事項がある場合はなるべくメールにしてくれと事ある毎に言っていた。


それなら都合の良い時に見られるし、返信は、例え忙しくてまとまった時間が取れなくても、空いた時間にちょこちょこと文章を打っておいて、完成した時点で送れば良いのだから、双方タイミングを合わせる必要はなく、その作業に費やす労力は微々たる物であると。


さらに、きちんと文字として証拠が残るので、何かの約束をした際、後日「言った」「言わない」の水掛け論になる事態は避けられるし、そういった点でも、メールの方が情報伝達には優れたツールであると、散々力説されて来たのだった。


なので今回もその主張を尊重し、メールだけでやり取りを済ませたという訳だ。


ほんとはクラス会に参加するか否かの最終決断も早いとこ下した方が良いのだろうけど…。


申し訳ないが、そっちはもうちょっとだけ待ってもらう事にした。


吉田と星野はもちろん、二人と徒党を組んで綿貫グループを邪険に扱っていたらしい女子共に会ったら、平常心を保てるかどうか正直自信がないけれど、かといって他の旧友達と5年ぶりに会うチャンスをみすみす逃すというのもなかなか躊躇してしまう。


遅くとも、今週中くらいには答えを出さないとな。
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