痛々しくて痛い
そう考え、俺は盛大にため息を吐きつつ朝食兼昼食を摂るべくキッチンへと向かった。


そんなこんなで、前夜のいざこざに悶々とした思いを抱きながら1日過ごし、精神的に全然休まらないまま月曜日を迎えてしまった。


それでなくても休日の翌日というのは心身共に気だるいものだけど、より一際ブルーな気分で、まるで足枷を着けているかのような重い足取りで、我が職場への道のりを辿った。


果たして綿貫の顔をきちんと直視して、会話を交わす事ができるのだろうか…。


様々な感情が胸の中を渦巻いていたが、何をかくそう一番気がかりな問題はそれだった。


会社に到着し、エレベーターに乗り込み、5階で降りてロッカールームへと歩を進め、そこで上着や荷物を収納しながら気持ちを落ち着かせ、販促総プロ課へと向かう。


部屋の前で深呼吸をしてから意を決してドアを開けた所で、綿貫の「ウフフッ」という楽しそうな笑い声が耳に届いた。


「すごく説得力のある設定ですね~。さらにままだやんへの親近感が増します」

「でしょでしょ?何だかこのキャラクター、次から次へとアイディアが浮かんで来てさー」


颯さんが綿貫のデスクに両手を着き、腰を屈め、至近距離まで顔を寄せて何やら盛り上がっていたのだけれど…。


その光景を目にした途端、何故か俺は思わずその場でフリーズしてしまった。
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