痛々しくて痛い
とにかくあの日を境に麻宮君は、あまり良くはない方向にじりじりと進んで行ってしまっているみたいで、私はすこぶる心配だった。
私が気付いたくらいだから当然、周りの皆さんも麻宮君のその変化を敏感に察知しているようで。
ストレートに疑問をぶつけるような事はしないけれど、さりげなく様子を窺いながら気遣っている感じだった。
そんな風にもやもやとした気持ちを抱えつつも、その事にしっかりと向き合う余裕などとてもなく、慌ただしく動き回っているうちに、あっという間に時間は過ぎ去って。
宣伝、広報課が独立して初の重大任務である、運命の取材日が訪れた。
プレスリリースを配信していなくても口コミで評判が広がり、メディア側からアプローチして来る場合も時にはある。
実際に、真々田屋も過去にチラホラと取材を受けていたようだけれど、ローカルだったりマイナーだったりで、あまり有名処ではなかったらしい。
もちろん、数ある企業の中から我が社を選んで紹介して下さるだけでも大変ありがたい事なのだけれど。
今回のように、主婦向けの雑誌ではトップ3に入るらしい発行部数を誇る、人気雑誌編集部からの取材依頼というのは初めての経験なのだ。
だからインタビューを受ける部署だけではなく、会社全体が何となく浮き足立っているような感じだった。
私が気付いたくらいだから当然、周りの皆さんも麻宮君のその変化を敏感に察知しているようで。
ストレートに疑問をぶつけるような事はしないけれど、さりげなく様子を窺いながら気遣っている感じだった。
そんな風にもやもやとした気持ちを抱えつつも、その事にしっかりと向き合う余裕などとてもなく、慌ただしく動き回っているうちに、あっという間に時間は過ぎ去って。
宣伝、広報課が独立して初の重大任務である、運命の取材日が訪れた。
プレスリリースを配信していなくても口コミで評判が広がり、メディア側からアプローチして来る場合も時にはある。
実際に、真々田屋も過去にチラホラと取材を受けていたようだけれど、ローカルだったりマイナーだったりで、あまり有名処ではなかったらしい。
もちろん、数ある企業の中から我が社を選んで紹介して下さるだけでも大変ありがたい事なのだけれど。
今回のように、主婦向けの雑誌ではトップ3に入るらしい発行部数を誇る、人気雑誌編集部からの取材依頼というのは初めての経験なのだ。
だからインタビューを受ける部署だけではなく、会社全体が何となく浮き足立っているような感じだった。