痛々しくて痛い
結果、その窓口となる専門の部署を設立する案が出され、即、可決されたのであった。


それこそが、今回私達が配属される事となった「販売促進総合プロデュース課」である。


広報のノウハウをある程度身に付けている社員でなければまとめ役は勤まらないだろうという事で、主にその業務に携わっていた染谷さんがまず課長に任命された。


そして麻宮君と、何故か私がその部下に。


さらに外部に経験者を募り、最終的に、広告代理店に勤務していた絹田さんと、フリーでデザインの仕事をしていた大庭さんが採用されたのである。


「と言っても、いきなり派手に動き回るっていう事ではないんだけどな。最初のうちはまだまだ準備期間というか、今後の活動予定とその具体的な作業工程、我が部署の方向性について、皆でじっくり話し合い、勉強する時間が必要だと思う」


そんな風に自分の世界に入り込み、過去の記憶をおさらいしていた私は染谷さんの声で我に返った。


「でまぁ、その合間合間に実際の業務を進めて行く感じかな。特に麻宮君と綿貫さんは何が何やら、って感じだろうから、必ず誰かがサポートに付いた状態で、簡単な物から処理して行ってもらおうと思っている」

「まずはホームページの内容更新とか、社内報用のインタビューのテープ起こしとかね」

「え。いきなりそんな高度そうな所から始めるんですか?」
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