痛々しくて痛い
「こっちが女子で、隣が男子。ウチラの部屋は元資料室だけあって、ちょっと奥まった場所にあるけど、ロッカールームが近いってのは利点だよね」

「は、はい…」


ドアを開け、笑顔で振り向き言葉を発する絹田さんに、私は思わず見とれてしまった。


つくづく、すっごくカッコいい美人さんだよな~と。


若干目尻が上がっている、二重でアーモンド型の瞳。


高さはあるけれど華奢な鼻筋、薄くもなく厚過ぎもせず、絶妙なバランスの、グロス乗りの良い唇。


そして優れているのはお顔立ちだけではなく。


きちんとお手入れがされている事が伺える、ツヤツヤで絹のように柔らかそうな、ベリーショートの栗色の髪。


長身で細身だけれど、出るべきところは出ているという羨ましいメリハリボディ。


とてもシンプルな、黒のジャケットとパンツという装いがむしろ、その女性らしい上品な体のフォルムを際立たせているのだった。


とにもかくにも、どこをどうクローズアップしても「エクセレント!」としか形容のしようがない、パーフェクトなお美しさだった。


私も今日はグレーのパンツスーツを着用していて、なまじ同系統の服装であるが故に、その差は一目瞭然。


絹田さんと並んで歩くのはすこぶる気後れしてしまう。


というか、はっきり言って罰ゲームである。


男性陣も、スタイル抜群でカッコいい人ばかりだしな~。
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