Assassins
「因果な商売だよなぁ…暗殺者なんてよう」

吐き捨てるように呟く松岡。

千里とて、暗殺者の道を選ばなければ、娘らしく恋をして、子供を設け、幸せな家庭を築いていたかもしれないのに。

「なんて…身の程知らずか…人並みの幸せを得ようなんてよ…」

彼らは暗殺者。

人殺し。

他者の命を奪って飯の種にしている鬼畜外道。

絶対に裁きは下される。

絶対にまともな死に様は迎えられない。

畳の上で臨終を迎えようなどと、烏滸がましいにも程がある。

松岡にも千里にも、こんな死に様が似合い。

血の海に沈む最期こそが、彼らには相応しい。

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