Assassins
千里達三人を乗せ、松岡は黒いバンを走らせる。

「金丸 信介の殺害を完了したわ。心臓を一突き。どんな医療設備でも蘇生は不可能よ」

景子が任務完了を報告する。

「まぁ枯れ枝みたいな体でしぶとく生き永らえてたジジイだ。昭和の怪物もとうとう息絶えたってか」

ハンドルを握ったまま、松岡が陽気に笑う。

人の死の報告に対しての態度ではない。

彼の横で、伊庭は腕組みしたまま無言を貫いている。

相変わらず寡黙な男だ。

「で?次の私達の仕事は?」

終わった仕事に興味はないとばかりに、千里が松岡に問い掛けた。

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