あなたと月を見られたら。


「ん、、、はぁっ、、。ダメ、、イクっ、、!!」


高まる快感。波のように迫ってくる快感に耐えきれなくて、彼のシャツをギュっと握り締めると


「ダメ。我慢して??」


悪魔はこんな一言を口にする。



もうこのままイキたいのに。爆発してしまいたいのに、龍聖はそれを許してはくれない。


「イジワル…っ!!」


手を緩めるでもなくツボを外すでもなく、ただ言葉だけで私を制止する龍聖が憎らしくて、快感で潤んだ瞳でキィっと睨むと

「たまんないね。」

オオカミさんは嬉しそうに微笑んだ後、ペロリと舌舐めずりする。



そして指を出し入れしたまま、顔を寄せ

「我慢だよ?美月。
まだイッちゃダメだからね?」

私の秘芽を舐め上げる。



中と外。両方を刺激されて我慢なんてもうできない。指で私の気持ちいいところを擦りあげて、舌で気持ちいいところを擦られて、私は快感の声を止めることができない。



「イッちゃう…!イッちゃう…!お願い、りゅうせぇ…っ!!」

そう訴えているのに

「うん、ツライね。だけど我慢して?美月。イイ子の美月はちゃーんと我慢できるはずだよ?」

私の反応を見ながら悪魔に冷静に笑う龍聖にゾクゾクしてくる。



私って…変態さんなのかもしれない。だってこんな風に征服されることに興奮してるんだもの。ガマン、と言われるたびにお腹の奥がズクズクしてきて、蜜が溢れてきてしまう。


「ん、、んんっ…!!!」


龍聖の言いつけを守って、彼のシャツを握り締めながら、必死に攻め寄る快感に耐えていたけれど……、彼が私の充血した秘芽をカリッと甘噛みした瞬間


「あ、、、やぁぁあぁぁーーっ!!」


痛みにも似た快感に我慢しきれなくて、快感が一気に爆(は)ぜた。

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