誘惑したくなる上司の条件
「まだまだ君は青いな。
君の説明で充分にこの商品の良さが分かった。
けど、我が社に確実に合っているというら決め手に欠けている。」
社長の勝ち誇った顔に、私は唇を噛む。
悔しい…。
社長の言っている事は確かだ。
私はまだ、甘い。
「勉強不足でした…」
呟いた時
「社長、お客様です。お通ししてもよろしいですか?」
ドア越しに聞こえたのは、さっき私を案内してくれた女性の声。
「今は来客中だぞ」
「そちらの会社の女性の連れ添いの方だと仰っていますので…」
その言葉に思わず私と社長は顔を見合わせた。
「…通しなさい」
社長の声で、ゆっくりドアが開く。
「突然の訪問で失礼しました。」
頭を下げながらはいって来たのは
課長だった。