不要なモノは愛
こういった場合はどうしたらいいの?

背後にいる松野兄をいないものにしようと暗示をかける。電車に乗っている状態を想像して、後ろにいるのは知らない中年のサラリーマンだと思い込むようにした。

無理はあったけど…。


♪~♪~♪

数分後、時間になったようで鐘のきれいな音が鳴り、クリスマスツリーの前に3人の人が登場した。

司会者である女の人が「こんにちはー」と挨拶をする。近くにいた子供たちが「こんにちはー!」と元気な声で返す。

クリスマスツリーが置かれている1階部分を見てみると、小さい子供がたくさんいた。点灯式を楽しみにしているみたいで、今かまだかと目が輝いている。

この待っている間のワクワク感がいいのかもしれない。私もワクワクしてきた。

どんなふうにツリーが点灯されるのか。


「では、点灯の準備をお願いします」という司会者の声が聞こえ、真ん中にボタンか置いてある台が出てきた。

そのボタンを押すのは、司会者と一緒に登場した双子のモデルのようだ。
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