不要なモノは愛
にっこりと微笑んで、私を見る眼差しは本当に柔らかくて、心が暖かくなる感じがした。

こんな風に笑ってくれる子供と暮らしたら、楽しいかもしれない。

聖斗くんとの子供が私のまさに探していたモノかもしれない。

誰の子供が欲しいか…うん、聖斗くんの子供が欲しい。


「認知することと、子供が会いたいと言った時の面会は出来ますよね?」


確認のため、念押しをする。いざとなって無理だと言われたら困るからだ。


「うん、出来ますよ」


「もう1つ、確認ですけど、結婚はしないですよ?」


「うん、分かっています」


一樹や松野兄のように要らないモノはついてこないようだ。と、いうことは、聖斗くんで決めて良いということだよね?

爽やかな笑顔を絶やすことのない聖斗くんに決めるとして、よろしくの握手をしよう…


「ねえねえ」


「はい?」


秋絵が首を突っ込んできた。春海くんき避けられたことで、落ち込んでいるのか、珍しく大人しく聞いていると思ったのだけど、好奇心からなのか機嫌が戻ってきているようだ。
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