不要なモノは愛
「何で、認知しても良いと思ったの?あなたが結婚するときに、認知していることが障害になるかもしれないんだよ?ちゃんと考えた?」


「ちょっと、秋絵!」


せっかく見つかった相手になんてことを言うの?やっぱりやめたと言われたら、困る。やっと理想の人を見つけたのだから、余計なことは言わないでもらいたい。

でも、聖斗くんが秋絵にどう答えるか気になった。聖斗くんは、頬杖をついて、私たちを見た。


「俺、一生結婚するつもりはないので、大丈夫ですよ」


変わらず爽やかに微笑む。爽やか過ぎて、何か裏があるのではないかと良からぬことを勘繰ってしまう。

ううん、聖斗くんは善意で言ってくれている。家族がいなくなって、寂しい思いをしている私を助けようとしてくれている。

変に疑っては失礼になる。


「なんか、怪しいなー。何で結婚しないつもりなの?」


秋絵は懲りずにまた失礼な質問を投げる。何でそんなに疑うのよ!
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