強面彼氏
段ボールが山積みだ・・・・

やっと終わったと安堵していると豪君が私にこういった。

「今度は俺たちの家でこのダンボールを片付けなきゃな」といい下へ降りて行く

私は部屋の中央に座り込んでしまった。

やっぱりあいつ悪魔だ・・・・・・

私もフラフラになりながら下に降りてくとお父さんお母さんお兄ちゃん豪君がもうテーブルに座っていた。

今日柚菜ちゃんも来る予定だったんだけど仕事が終わんないみたいで今回は5人でご飯を食べることに

今日は私が好きな手巻き寿司、お吸い物、から揚げなんかたくさんあってうれしい

「さあ椅子に座んなさい」とお母さんが言うので豪君の横に座った。

じゃあ食べようといい男ども3人はまずはビールだろとお互いのグラスに次ぎ始めた

私とお母さんは手巻き寿司・・・・

海苔とってまこうとすると今日はお母さんが巻いてあげるといい

イクラや私が好きなものを入れてくれた。

今日で最後だからね…とお母さんの目に涙がたまっていた。

私は思ってる事をお母さんに話した。

私、ずっとこの家で過ごすのが当たり前でお母さんやお父さんに大切に育ててもらったから

本当に幸せだったよ。と続きを話したかったが…涙が止まらずそんな姿を見た豪君が助け舟を出してくれた。

「お母さん、美奈は俺がもらいますが、基本はお父さんお母さんに息子が増えたと思ってもらえれば

お父さんもお母さんもいつでも遊びに来てください。

俺ね、両親早く亡くしてるから美奈や渉がうらやましかった。

でも一番好きな子と結婚で来てその上こんなに素敵な両親や兄さんが増えて俺は幸せです。

というと母は号泣し始めた。。。父が慰めるかと思いきや父も号泣

結局みんなで泣いて食べて飲んで最後の日を過ごした。

これもいい思い出になったなあ

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