幼なじみの溺愛が危険すぎる。(後編)

携帯とカギをポケットにつっこんでエレベーターホールに向かうと

畠山がおずおずとついてきた。



エレベーターで1階に降りると、畠山とバス停へ向かった。

すると畠山が消え入りそうな声で呟いた。



「吉川先輩と一緒に暮らしてるって噂、
本当だったんですね」



「ちょっと用があっただけだって言ったろ?」



「合い鍵までもってるのに?」



責めるような畠山の口調に顔をしかめる。

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