美人モデルは最強姫⁉︎
そう言うと、如月は一枚の紙を渡してきた。


「俺の連絡先だ。詳しいことは後日決める」


「わかった」


そうして如月は去っていった。


周りを見ればみんなが見ている。


「桜、その勝負銀龍も手を貸す」


翔の後ろでみんなも頷いてくれた。


「ありがとう。でも、これは天桜と天馬の対決だから」


「………そうか」


(少し残念そう…でも、仕方ないよね…)


「みんなを鍛えなきゃね!」


しんみりした空気を切り替える為にわざと明るく振舞った。


「僕(夏希)も頑張る!」


「桜がいない時は俺に任せて。でもできるだけ来てね」


「わかった。よろしくね、朗」


一ヶ月後…それは長いようでいて、忙しい私にとってはとても短い時間だった。

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