【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく
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やっとの事で、朝食。
今日はお腹に優しい朝粥定食風だ。
「いただきます」
皆で席につき柔らかいお粥を口に運ぶ。
露李がその食感と少しだけ出汁が効いた味を楽しんでいると、ふと結が気まずそうな表情を浮かべてこちらを見ていることに気がついた。
匙を起き、じっと見つめ返す。
「結先輩?どうかしたんですか?」
「うおっ!?」
「…何、そんなに驚いてるんですか。人を幽霊みたいに」
呆れ気味でまた匙を手に取ると、水無月が真面目な顔で結に向き直った。
「風雅。忘れているようだが、この俺と露李は鬼だ」
「てめぇは天然かよ…」
可愛くも何ともねえ、と理津が苦々しげに梅干しを口に運ぶ。
「俺は指摘をしたまでだ」
「水無月…」
疾風も溜め息混じりに呟いて緑茶を啜った。
露李はそんな彼等を少し見やってから結に目を戻した。
「で、どうかしたんですか?」
「いや…」
結が口ごもる。
「ほら早く言いなよ結」
「結先輩よろしくっす」
「グダクダしてないで早くしろよ」
「お前らなぁ!」
静は黙りこくっているし、他三人は結に言いたい放題。
何だか分からないが守護者五人に後ろめたいことがあるようだ。
特に思い当たることもないので露李は首を傾げる。
何かを壊したのだろうか。
でも私壊れ物持ってないしな、と思い直す。
あるとしたら、未琴にもらった鏡くらいだ。
「氷紀、何か知ってる?」
静かにその場を観察していた水無月も肩をすくめる。
「いや、分からない。何か言いにくいってことしか」
「そっか」
「露李、聞いてくれ」
そして覚悟を決めたのか結が露李を呼んだ。
きりっと真剣な顔でこちらを向くので背筋が伸びる。
「そろそろ未琴様の死をこの村に隠しきれない。だから、どうせ俺らは頭領として行かなくちゃならねーけど…俺達の総会に出てくれねーか」
露李の表情が引き締まる。
未琴の死は、病気でも寿命でもない。
どんな理由があろうとも、殺されたのだ。
この村では慕われていた様子の未琴の死を隠し通すことは限りなく不可能だ。
しかし、死の背景はあまりにも複雑すぎる。
未琴の所業を明かしたところで信じてもらえるとも思えない。
一方、それに対して無闇な発言を牽制できる存在──風花姫がいれば、話は別だ。
印象の面でも説得力があり、娘となると姫に仕える守護家の者は滅多なことは言えないだろう。
皆が躊躇っていたのはこれか、と納得。
それなら、と露李が頷こうとすると、水無月が眉を寄せて引き止めた。
「それだけではないだろう、風雅」
言葉の意味を上手く理解できずに水無月を見つめる。
守護者たちにはその真意が分かっているようだった。
「俺では力不足か?」
「お兄様の守りは鉄壁だぞ、結先輩」
疾風がおかしそうに口を開いた。
「疾風ー、どういうことなの?」
「ははっ」
いや笑ってないで。
水無月を見ると、
「俺の口からは言えないな」
と困り笑顔で告げられた。
「その…あれだ!水無月と二人にしても何が起こるか分かんねーしだな!それに何かお前が近くにいないと落ち着かねんだよ!」
矢継ぎ早に明かされた守護者たちの優しさに笑みが零れる。
「もちろん、一緒に行かせてください」
返事は決まっていた。
やっとの事で、朝食。
今日はお腹に優しい朝粥定食風だ。
「いただきます」
皆で席につき柔らかいお粥を口に運ぶ。
露李がその食感と少しだけ出汁が効いた味を楽しんでいると、ふと結が気まずそうな表情を浮かべてこちらを見ていることに気がついた。
匙を起き、じっと見つめ返す。
「結先輩?どうかしたんですか?」
「うおっ!?」
「…何、そんなに驚いてるんですか。人を幽霊みたいに」
呆れ気味でまた匙を手に取ると、水無月が真面目な顔で結に向き直った。
「風雅。忘れているようだが、この俺と露李は鬼だ」
「てめぇは天然かよ…」
可愛くも何ともねえ、と理津が苦々しげに梅干しを口に運ぶ。
「俺は指摘をしたまでだ」
「水無月…」
疾風も溜め息混じりに呟いて緑茶を啜った。
露李はそんな彼等を少し見やってから結に目を戻した。
「で、どうかしたんですか?」
「いや…」
結が口ごもる。
「ほら早く言いなよ結」
「結先輩よろしくっす」
「グダクダしてないで早くしろよ」
「お前らなぁ!」
静は黙りこくっているし、他三人は結に言いたい放題。
何だか分からないが守護者五人に後ろめたいことがあるようだ。
特に思い当たることもないので露李は首を傾げる。
何かを壊したのだろうか。
でも私壊れ物持ってないしな、と思い直す。
あるとしたら、未琴にもらった鏡くらいだ。
「氷紀、何か知ってる?」
静かにその場を観察していた水無月も肩をすくめる。
「いや、分からない。何か言いにくいってことしか」
「そっか」
「露李、聞いてくれ」
そして覚悟を決めたのか結が露李を呼んだ。
きりっと真剣な顔でこちらを向くので背筋が伸びる。
「そろそろ未琴様の死をこの村に隠しきれない。だから、どうせ俺らは頭領として行かなくちゃならねーけど…俺達の総会に出てくれねーか」
露李の表情が引き締まる。
未琴の死は、病気でも寿命でもない。
どんな理由があろうとも、殺されたのだ。
この村では慕われていた様子の未琴の死を隠し通すことは限りなく不可能だ。
しかし、死の背景はあまりにも複雑すぎる。
未琴の所業を明かしたところで信じてもらえるとも思えない。
一方、それに対して無闇な発言を牽制できる存在──風花姫がいれば、話は別だ。
印象の面でも説得力があり、娘となると姫に仕える守護家の者は滅多なことは言えないだろう。
皆が躊躇っていたのはこれか、と納得。
それなら、と露李が頷こうとすると、水無月が眉を寄せて引き止めた。
「それだけではないだろう、風雅」
言葉の意味を上手く理解できずに水無月を見つめる。
守護者たちにはその真意が分かっているようだった。
「俺では力不足か?」
「お兄様の守りは鉄壁だぞ、結先輩」
疾風がおかしそうに口を開いた。
「疾風ー、どういうことなの?」
「ははっ」
いや笑ってないで。
水無月を見ると、
「俺の口からは言えないな」
と困り笑顔で告げられた。
「その…あれだ!水無月と二人にしても何が起こるか分かんねーしだな!それに何かお前が近くにいないと落ち着かねんだよ!」
矢継ぎ早に明かされた守護者たちの優しさに笑みが零れる。
「もちろん、一緒に行かせてください」
返事は決まっていた。