クロ * Plan of betrayal * Ⅲ



でも、それしか考えられなかったんだ。



白は父さんを泣きそうな顔で見ながら、弱々しく言った



「…確かめる為に、戸籍を見に行った。」



「!!
…それでわかったのか。」



「「は?」」



どこか納得したような父さんのその言葉を聴いて、思わず声が出た



「わかるわけないだろ!
戸籍も作らなかったのは誰だよっ!!」



ふざけんな!と2人して机を叩いて立ち上がる



「は……?」



父さんは目を丸くして僕たちを凝視した



何言ってるんだ。そんなわけないだろ。と



「は、?そっちこそ何言ってんだよ!」



そんなわけない?



「なら、なんで黒の戸籍がないんだよ!!」



「は!?戸籍がないだと!?
そんなわけがない!黒の戸籍はちゃんとあるはずだ!!」



今度は父さんがバンッと勢いよく机を叩いて立ち上がった



「「……え?」」



どう見ても、父さんが嘘をついているようには見えなかった。



…そこでスーっと頭が冷えてくのがわかった。



今まで興奮しすぎて、頭が熱くなっていた。



本当に父さんが作らなかったなら、戸籍のことを言った時、わざわざ聞き返すことはしないだろう。



こうなることはわかるんだから。



それが、父さんは聞き返した


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