クロ * Plan of betrayal * Ⅲ
違う。
そう思ったらなんだか力が抜けて、ボスッと椅子へと座った
そこで、まだ固まっている白を横目に疑問に思ったことを父さんに訊ねる
「…つまり、元々夜明黒の戸籍はあったの?
僕たちが見た戸籍にはなかったよ。
……あんま言いたくないけどさ、無かったってことは今、この世界に、夜明黒という人物はないってことになってるんだよ」
戸籍がないってことは、存在しない。と一緒のことだ
「「………。」」
父さんと白は僕のその言葉に冷静となり、2人とも椅子に座る
「…単刀直入に訊くけど、父さんが黒を捨てたのか?」
さっき空回りしたからか、直球に聞いた白。
まあ、既に矛盾が出てるからこれだけははっきりさせないとな。
「……俺が仕事でいない間にあいつが捨てたと言っていた。
それを聞いてすぐに捨てたという場所に行ったが、黒は既にいなかったんだ」
"あいつ"。
それは
「…母さんが姉ちゃんを捨てたのは女だから?この家には必要ないって決めつけたから?」
母さんだ。
…やっぱり母さんが、あいつが姉ちゃんを捨てたのか!
「……あいつはそう言っていたな。
あいつが金目当てなのは知ってたし、すぐに離婚としたんだ
けど、あいつは
"あんな子捨てて当然でしょ?アナタの跡継ぎは白だけで充分よ。女は要らないの。"
そう言ったんだ。」