君に届かない。
「あは、キミ聡いね。分かりすぎちゃうって苦労したでしょ」

「どうでもいいでしょう、そんなこと」



要求はなんですか、と泉が無愛想にも程がある態度で問えば、恭は「せっかちだなあ。そんなんじゃ嫌われるよ?」と今の泉の状況に遠からずな言葉をぶつけ、本題に入った。

どうしても泉を揶揄しなければ気が済まないらしい。





「俺と付き合ってよ」




一言で言えば衝撃発言。

ほんの数秒前まで散々嫌味を重ねてきた相手からの告白に泉は一瞬目を見開いたが、やはり直ぐに本旨を理解する。




「女避けですか?良いご身分で」



もはや趣味と言っていいレベルで相手の本心を読み取る泉だ(女子高生らしからぬ悪い趣味だ)。

今回その相手が怪しさ200%の恭である分冷静になるのも早い。




「あ、やっぱり分かるんだね。つまんないなあ……困惑してる君を見たかったのに」




恭も大概趣味は悪いが。
< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

Memorial School

総文字数/15,261

ファンタジー21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
少年少女は記憶を追う。 特殊能力養成学校 後方支援科 1年 / No.7 エス(♀) 「私、ここにいても良いんでしょうか?」 + 戦闘科 3年 / No.1 アール(♂) 「所詮俺達は篭の中の鳥なんだよ。」 戦闘指令科 3年 / No.2 ケイ(♂) 「放っとけないんだ、あいつ。」 後方支援科 3年 / No.4 エム(♂) 「俺は……一番の役立たずだから。」 戦闘科 2年 / No.3 エイチ(♂) 「俺と遊ぼっか、新入りちゃん。」 戦闘科 2年 / No.6 シイ(♀) 「ただ、もっと強くなりたいの!!」 戦闘指令科 2年 / No.5 ユウ(♀) 「私は自分の力に誇りを持ってる。」 記憶の先にあるのは、幸福か。 +...+...+ Tumugi Watanuki presents.

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop