黄昏を往く君は
それは、私がひとりで勝ち得たものだ。
誰にも渡したくなかった。
この人にも。
この世界に神様がいるというのなら、神様にも。
すべて私のものだ――責任も、贖罪も、味方も、敵も、彼らの死も、生も、顔の知らない父母も、祖国も、信念も、私が必死に愛したものたちも、今までの私も、これからの私も、痛みも、苦しみも、困難も、試練も、幸せも、不幸せも――、ぜんぶ、私のものだ。
誰にも渡さない、背負わせはしない。
私を私たらしめるために、私がすべてを背負って生きていく。