最強ヤンキーとおてんば美少女
そう…あれにはまだ続きがあった
夢はあそこで終わっちゃったけど、あの後奏くんが引き返してきてこのブレスレットをくれたの
私が助けた男の子が"いつか探し出して幸せにするから待ってて"と言って奏くんにブレスレットを預けたらしい
その時から私は信じて彼を待っていた
「それ、俺と同じ」
と言って平野くんは左手首を私に見せた
その手首には私と色違いのものがつけられていた
「ど、どうせどこかで同じもの…」
「あるわけねーだろ」
「姫歌ちゃん、蓮の家金持ち」
「だ、だからなによ…」
「このブレスレット平野家から代々伝わるもの。だから、世界に一つだけしかないわけ」
「なっ…!」
「残念だったな」
ニヤリと目の前の茶髪男はそう言った
「なんで平野くんがあの時の男の子なんだ…」
「蓮」
「え?」
「蓮って呼べ」
「なんでよ?」
「奏は"奏くん"で俺は"平野くん"っておかしいだろ」
いや、あなたと奏くんじゃ身分が…
「あ?なんか言ったか?」
「イイエ、ナンデモナイデス…」
そんな恐ろしい目で見ないでよ…!
目だけで人1人やっちゃいそうな感じだったし…!
「呼んでみろ」
「は?」
「俺の名前を呼んでみろ」
「なんで?」
「なんでもだ」
夢はあそこで終わっちゃったけど、あの後奏くんが引き返してきてこのブレスレットをくれたの
私が助けた男の子が"いつか探し出して幸せにするから待ってて"と言って奏くんにブレスレットを預けたらしい
その時から私は信じて彼を待っていた
「それ、俺と同じ」
と言って平野くんは左手首を私に見せた
その手首には私と色違いのものがつけられていた
「ど、どうせどこかで同じもの…」
「あるわけねーだろ」
「姫歌ちゃん、蓮の家金持ち」
「だ、だからなによ…」
「このブレスレット平野家から代々伝わるもの。だから、世界に一つだけしかないわけ」
「なっ…!」
「残念だったな」
ニヤリと目の前の茶髪男はそう言った
「なんで平野くんがあの時の男の子なんだ…」
「蓮」
「え?」
「蓮って呼べ」
「なんでよ?」
「奏は"奏くん"で俺は"平野くん"っておかしいだろ」
いや、あなたと奏くんじゃ身分が…
「あ?なんか言ったか?」
「イイエ、ナンデモナイデス…」
そんな恐ろしい目で見ないでよ…!
目だけで人1人やっちゃいそうな感じだったし…!
「呼んでみろ」
「は?」
「俺の名前を呼んでみろ」
「なんで?」
「なんでもだ」