最強ヤンキーとおてんば美少女
「ま、待って!奈穂と2人じゃないの?!」



「どうせならみんなで行ったほうがいいじゃない」



「まあ、確かにそうだけど…ほ、ほら!蓮とか矢島追試あるでしょ?!」



「あ?お前、俺がバカだと思ってんのか」



「うん」



「姫歌…てめぇ、随分俺をなめてるようだな?」



「ひぃ…!」



鬼の形相で私を睨む蓮に恐怖で顔が引きつる私



「姫歌…俺もお前ほどバカではないぞ?」



「絶対嘘よ〜!」



「なら、確かめに行くか?職員室に貼ってある順位の紙を」



「行ってやろうじゃない!!」



バカじゃないなんて嘘に決まってる…!



喧嘩するほどだもの!!



ちゃんとこの目で確かめるんだ、姫歌!



「う…嘘でしょ〜〜〜?!?!」



「だから、言ったろ」



「な、なななんで蓮が学年1位なのよ?!」



「実力だ、実力」



「違う…これはきっと桜さんに…」



「あ?俺があのクソ姉貴に頼むと思うか?」



「クソ姉貴って…」



お姉さんのことそんなふうに言っていいんだろうか…



ちなみに、2位は奏くんで奈穂は5位、矢島は7位という私以外みんな頭がよかったということにも驚かされた



「矢島は絶対バカだと思ってた…」

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