向日葵
朝から用意でドタバタ
大地から誘ってくることなんて、ほとんどない

奈津樹はばっちり化粧をして、髪も巻いた


「着いた」
と大地からメール
奈津樹は外に出た

「あっつ〜」
「ヤバいなぁ。春やのにな」
「ホンマそれ(笑)おかしいわぁ」
「今日さぁ、どこ行きたい?」
「ん〜…。ボーリング♪」
「うっしゃ、行くか?」
「うん」

大地の後ろに乗ってボーリング場まで行った
「あたし、うまいから♪」
「ありえへんやろ!」
「なめたあかんで?(笑)」
「奈津樹ちゃん?」
後ろを向くと蓮がいた
「蓮くんやん!」
「デート?」
「まぁ…」
奈津樹は照れながら言った

「仲直りしたんや?」
蓮の顔は険しかった
「うん…?」
蓮くんが…仲直りさせたんやんかぁ?

「おぉ。岡本やん!こないだはありがとうなぁ」
「あっ、はい。大丈夫っす」
「お陰さまで!」
大地は奈津樹の手をとって、蓮に見せた
「ちょっ…!何するんよ?」
奈津樹は手を振りほどいた
「あついですねー(笑)違う意味で」
「はははっ(笑)」
「蓮くんもボーリング来たん?」
「うん」
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