BLUE STONE 壱
『ハッキリとした色が大嫌いなの‼︎
この憎たらしい髪をより一層目立たせる濃い色が大嫌い‼︎
父と母が残したこの髪が大嫌い…
…………大嫌いなの』
そして私の頬を冷たいものが通り過ぎてゆく
大嫌い大嫌いと泣き叫ぶ私に周りは「何事だ」というような目で見てくるが
今の私はそれすらも視界に入らない状態に陥っていた
まさに“パニック状態”
この言葉が今の私にお似合いだった
『大嫌い大嫌い大嫌い…』
「ーーーもう、やめてくれ」
男らしい香りに包まれたと思ったら頭上から聞こえたのは悲痛の声
「ーーーお前の気持ちはわかった」
私の動きや頭が思考停止する
だって…この男が絶対的なこの男が一人の女を抱いて自分のことのように
顔を歪めているんだからーー…
「ーーーもう、良いから」