0の可能性

どれくらいの間そこにいただろう。

「好みの物がなかったの?」と諒陽に声をかけられ、随分と長い間ここに居たんだと思った。

買う物もほとんど選び済ませて来たんだろう、諒陽の持っているカゴにはお肉やら何やら材料が入っていた。


「味の好みはあるつもりなんだけど、“どれ”って言われると……ね?」

「そっか、、どんな感じの?」

その後、諒陽にゆかりの酸味や渋さなど好みを伝え料理に合ったワインを選んでもらった。

(なんだ、最初からこうすればよかった)

ソムリエさんはワイン専門のプロ。

九条さんはワインも選べるパーフェクトマン。

ゆかりはグラスに注いでもらうまで、全てお任せする気でいるのでした。
< 85 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop