0の可能性
買い物が終わって、ゆかりの家についた時は午後7時をまわっていた。
「九条さん、今から料理して食べていたら9時を過ぎてしまうと思うんですけど…」
仕事じゃない、飲み会でもない。ただ気まぐれにご飯を食べようとなっただけに、諒陽の帰りを心配するゆかり。
「時間は気にしなくてもいいよ。僕にも土日休みはあるからね」
“それともゆかりが駄目な感じ??”と逆に心配されて、慌てて答える。
「いやいや、九条さんが大丈夫なら、はい。大丈夫です、」
手を洗いながらコクコクと頷く。