EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
(切られちゃった…)
終わりは呆気なかったが、母親と話ができたことに改めて安堵の溜息がこぼれる。
「父上がわざわざ電話してくるなんて…小鳥のこと、よっぽど気にしてるみたいだね」
「当分帰って来なくていいのに…」
白魔と静理の刺のある言い方に、小鳥は先程から思っていたことを恐る恐る口にした。
「あの…もしかしなくてもお二人は、ジェラルドさんのこと…」
「「嫌いだよ」」
見事にハモった。
「嫌いって言うな。父様に失礼だぞ」
オーレリアンが珍しく常識的な意見を述べる。
しかし年長者二人は嫌な顔をしてそっぽを向いた。
「俺は好きだけどな。父さん面白いし、優しいし」
ルカの言葉に小鳥は頷いた。
声の雰囲気からして、上品で紳士的なイメージだ。
会話をした限り、毛嫌いされるような性格だとは思えない。
「もういいよ、父上の話は。それより小鳥、そろそろ行こうか」
白魔が近寄ってきた。
「あっ、買い出しですね!行きましょう」