EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ
「え…?オーレリアンさん?」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
「おー、珍しい。あの毒舌魔がめっちゃ甘いセリフ吐くとか、レアすぎ」
冷やかすようなカロンの声に苛立ちを覚えたのか、オーレリアンがキッと小鳥を睨みつける。
「よく聞きなよ家畜。今のは情けないルカに手本を見せただけだから。僕の本心だなんて絶対に思わないでよ。違うから」
「あ…はい」
「オーレリアン、お前こそ素直じゃねーじゃん」
ルカが文句を言えば、それを鼻であしらう末っ子。
と、そこへ赤い羽飾りに金色というド派手な仮面をつけた男性がやって来た。
「ほらほら出入口に突っ立ってないで、中へ入りなさい」
「父さん!?」
「大正解だよ、さすがルカ!と褒めたいところだけど、ダメじゃないか。ちゃんと仮面をつけなきゃ」
「うわっ」
手に持っていた黒地に金色が入っている仮面をジェラルドにとられ、強制的に装着させられる。