イケメン弁護士の求愛宣言!
彼の温もりを感じながら、ドキドキしてくる。

真斗さんの想いが軽いものなら、きっとこうやって追いかけてくれていないはず……。

それに、こんなに真剣に気持ちを伝えようともしないはずだから。

真斗さんの気持ちが心に届いていないはずはなくて、小さく頭を横に振った。

「届いてます。真斗さんの気持ちは……。だけど、自分自身の気持ちがまだ分からないんです」

嫉妬する気持ちもあるのに、真斗さんを好きと言い切れるほど、固まりきれていない。

素直に今の感情を伝えると、真斗さんは表情を緩めた。

「それならよかった。由依子ちゃんを振り向かせるためなら、どんなこともするから。帰ろうか。家まで送るよ」

手を握ったままの真斗さんは、指を絡ませ直して歩き出した。

その手を振りほどきたいとは全然思わなくて、私も握り返していた。

「家まで送るって……? でも真斗さん、お酒飲んじゃってますよ?」

怪訝に思いながら彼を見上げると、さらに口角を上げていた。

「一緒に歩こう。由依子ちゃんも、そうするつもりだったんだろ?」
< 101 / 301 >

この作品をシェア

pagetop