イケメン弁護士の求愛宣言!
キレイな二重の目に、真っ直ぐに上がった眉。

それに横顔だから余計に分かるのだけど、鼻筋が通っていて高い。

ラフに流した黒髪で、弁護士という堅い職業の割には親近感を醸し出していた。

「なにか、オレの顔についてる?」

苦笑いをしながら、弁護士さんが私に顔を向ける。

どうやら視線を感じたらしく、こちらも少し気まずい。

「あの……、そんなことないです。すいません。ジーッと見ちゃって」

目をそらしながら、なんとか弁解しているうちに、カクテルができあがった。

薄いピンク色だけど、三分の一は赤色でグラデーションのようになっている。

「ご自身で混ぜて飲んでみてください」

「はい……」

バーテンダーさんに言われるがまま、マドラーでゆっくり混ぜると、最初よりは濃いピンク色になった。

それを一口飲むと、口のなかで甘いラズベリーの味が広がっていく。

「甘くておいしい!」

つい口に出すと、弁護士さんのクックと笑う声が聞こえてきた。
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