イケメン弁護士の求愛宣言!
と想像してみたけれど、正直なところ跡取り息子さんも、真斗さんもそれほど興味はない。

さっきのコンパ相手よりは信用できそうだけど、弁護士が相手なんて身の丈に合っていないから、恋愛対象には見ることができない。

だけど、こんなイケメンさんと話す機会も滅多にないから、今の時間くらいは楽しもう。

そんなことを考えながらカクテルを飲んでいると、真斗さんが話しかけてきた。

「さっき、重ねて見てたのかなとか言ってたけど、何かあったの?」

初対面の人に話すようなことではないかもしれないけど、アルコールと憂さ晴らしと、そして寂しさもあったのかもしれない。

それほどためらわず、口を開いていたのだった。

「あれは、学生の頃に付き合ってた彼氏のことなんです。三年間付き合っていて、就職をきっかけに遠距離になったんですけど、4ヶ月でフラれたんですよ」

「フラれた……?」

心配そうな表情をした真斗さんに、私は苦笑いをした。

「はい、浮気されちゃいました」
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