イケメン弁護士の求愛宣言!
「そうなの! 外のテーブル席にいたんだけど、隣同士に座っててね、ピッタリくっついてたんだから」

「ピッタリ……?」

いったい、いつの間にそんな場所へ行ってたんだろう。

てっきり、ずっと仕事をしているんだとばかり思ってたのに。

「うん。女の人がピッタリ寄り添ってた感じ」

耶恵さんは目を輝かせて、視線を宙に向けている。

きっと美織さんが真斗さんにくっついてたんだろうけど、それを拒まない真斗さんも悪い。

すっかりモヤモヤした私に、耶恵さんは追い討ちをかけてきた。

「弁護士のなかでも、やり手の真斗さんが好きになる人って、やっぱりキレイな人なのね。ね? 大スクープでしょ?」

「はい。そう思います……」

耶恵さんは楽しそうだけど、私はちっとも面白くない。

それから、給湯室を出て仕事を始めたけれど悶々とするばかりで、時折目が合う真斗さんとの視線は、思いきりそらしていた。
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