イケメン弁護士の求愛宣言!
「由依子ちゃん、真斗とケンカでもした?」

仕事が終わって、現在時刻十九時。

ひとりで会社の近くのカフェでお茶をしていると、来島先生が声をかけてきた。

「先生⁉︎ なんで、ここにいらっしゃるんですか?それに、なんでケンカだなんて……」

まさかの先生の登場に、持っていた紅茶のカップを落としそうになった。

「ちょうど外から見えたんだ。眉間にシワを寄せて、怖い顔してるよ? オレが今日一日見た限りでは、ずっと」

「は、はぁ……」

しっかり見られていたのに、全然気がつかなかった自分が情けない。

ホント、私はどこまでも真斗さんばかり見ているみたい。

「それに、真斗も今日は珍しく上の空が多かったから。ケンカでもしたのかなって、思ってたんだ」

「さすがですね……」

それだけ人の心が見抜けるなら、詳しく話さなくても分かっちゃうんじゃないか、そんな気がしてた。

「やっぱりケンカしたんだ? いったい、いつの間に」

苦笑いの先生は、私の向かいに座った。

「グチなら聞くよ?」
< 151 / 301 >

この作品をシェア

pagetop