イケメン弁護士の求愛宣言!
「え……?」

そんなわけがないって反論したいのに、真斗さんの急な態度の変化が脳裏をよぎって言葉を失った。

だから、美織さんに会っていたってこと?

来島先生は否定的な感じだったけど、真斗さんに昨夜電話を無視されたことを思い出して、美織さんの言葉が心に突き刺さって離れない。

「彼のために、あなたから別れてくれない? あなたにとっても身の丈に合った恋愛じゃなかったって言えば、真斗も納得するから」

「そんな……。いくらなんでも横暴すぎます」

どうして、別れろって言われなければいけないの?

それも元カノに……。

まったく納得できない私は、この場にいることさえバカバカしくなってきた。

「そうかしら? このままじゃ彼、あなたに足を引っ張られるだけなの。彼だって後悔してるんだから、あなたから別れてあげて」

美織さんは勝ち誇ったような顔でそう言うと、去り際に「それが本当の愛情じゃないの?」と釘をさしてきた。
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