イケメン弁護士の求愛宣言!
ほとんど放心状態で家に帰ってひとりになると、ショックがこみ上げてくる。

美織さんの言ったことを信じたくないのに、考えれば考えるほど心当たりは出てくるから。

そもそも、事務所の先生たちに内緒にしたいと言ったのは真斗さんなのに、なぜ美織さんには話したんだろう。

それは、彼女から聞いたとおり、私と付き合ったことを後悔してるから?

電話も今夜もかかってこないし、なにより仕事場での冷たい態度はおかしすぎる。

「関わってほしくないのかな……」

そう考えると涙が一筋流れてきて、ベッドへ寝転がった。

真斗さんへ気持ちを聞きたいけど、無視をされるのが怖くて電話をする勇気なんてない。

だけど、心変わりするには早すぎるよ。

「また、会いにきてよ……。少しだけ、期待してたのに」

でも、そうしたら仕事に集中できないのよね。

それを美織さんに指摘されたんでしょ?

勇一にフラれてから初めて、本気で好きになれる人に出会えたのに。

幸せは、あっという間に逃げていこうとしてる……。
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