イケメン弁護士の求愛宣言!
その次の日から、真斗さんは研修で県外へ行ってしまった。

来島先生も含めて、三人の先生が週明けまで戻ってこない。

先生たちの研修は前もって知らされていたけど、真斗さんは該当していなかった。

ということは、直前で決まったことになる。

それも、きっと本人が志願して……だから、私と顔を合わせたくなかったのかなと、そんなマイナス思考に襲われていた。

『自然消滅』

その言葉が頭をチラつきながら、気の重い日曜日を過ごしている。

明日は、いよいよ真斗さんたちが帰ってくるけど、それが嬉しいより怖い。

明日見せる彼の態度で、私への気持ちがハッキリ分かるから。

「はぁ……。いやだな」

今日が終わらなければいいという気持ちと、やっぱり真斗さんに会いたい気持ちとで葛藤する。

気分転換に来たショッピングセンターでのブラブラ歩きも、ため息が出てばかりだ。

意味なく目についたマネキンの前で立ち止まっていると、

「由依子ちゃん……?」

私を呼ぶ声がして振り向いた。
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