イケメン弁護士の求愛宣言!
それから向かった同期会は、中心部にあるフレンチの店で開かれていて、店内奥にある個室に案内された。

それだけなら特に変わったことではないけど、その店は高級な美味しいことで有名で、テレビや雑誌にも登場する有名シェフがオーナーの店だったから驚きだ。

たしか、予約が二年待ちとか……。

そんな場所を簡単に確保できる真斗さんたちに驚きつつ、案内されるがまま彼のあとをついていく。

ドアの前に立って真斗さんがノックしかけたとき、とっさにその腕を掴んでいた。

「どうかしたか?」

きょとんとした顔の真斗さんに、私は不安な表情を隠せない。

「なんだか、急に緊張して……」

改めて考えてみると、中で待っているのは弁護士先生たち。

真斗さんや来島先生は気さくな人だけど、みんながそうでないのは知ってる。

ひと癖もふた癖もある先生の方が多いのだから。

そんなことが頭をかすめてしまい、とたんに怖気づいてしまった。

「大丈夫だよ、由依子。オレが側にいる」

でも、真斗さんの心強い言葉が返ってきて、緊張はスッと取れていった。

「うん、ありがとう。真斗さん……」
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