イケメン弁護士の求愛宣言!
「はい、もちろんです」

そう答えると、彼はホッとしたように表情を緩めた。

「よかった。とりあえず、それだけは聞いておきたかったから。由依子ちゃんが、昨夜のことを知られたくないと思っていたらいけないもんな」

そう言って出て行く真斗さんの姿を見ながら、もしかして彼がここへ来たことは、私への気遣いだったのかもと考えてしまった。

たしかに、さっきの挨拶で、真斗さんと私が顔見知りだと他の先生には分かったのだから、それがどうしてか聞いてくるはず。

だから、ちゃんと私の気持ちを確かめようと、わざとここへ誘導したんじゃないのかな……?

その気持ちを思うと、胸が熱くなってくる。

こんな素敵な人でも、彼女にフラれてしまうのだから不思議だわ。

その人は、いったいどんな人だったんだろうと思ってしまうけど、それは私には関係のないこと。

これから真斗さんとは毎日顔を合わせるけど、あまり深入りしないようにしよう。

弁護士の先生なんて私には雲の上の人すぎて、まとも相手にされるわけないだろうから。

最初から、好きになっちゃいけない相手……。
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