恋が都合よく落ちてるわけない
「それで?
ゼリー持ってお話ししに来てくれたわけじゃないんでしょ?」

さっきの冗談を言ってた顔つきと変わって、真面目な顔になった。


「はい。ここに来たのは、奥田さんだけに話を聞いたの不公平じゃないかと思って」


「そう。ありがとう。嬉しいな。私のためにありがとう」


「話は…陽子さんが言ってた、
証拠のことなです」


「何か、出てきそうなの?」
陽子さんは、お腹をさすりながら言う。こんなときに一人きりなのは不安だと思う。


「多分…西川さんの言う通りなら…

それで?もし、証拠が手にはいったら、
どうするつもりですか」


「勿論、主人のために使うわ」


「専務じゃなくて?」


「勿論よ」
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