~Still~
「……颯太くんこそ、遅くまでご苦労様。疲れてるんじゃない?」

「いえ、僕は」

言いかけた颯太の横をすり抜け、エレナは部屋から出ていった。

……なんだ?

「エレナさん?」

「…………」

何食わぬ顔で、私と話すの?

それとも、高宮理恵さんとは、本当に何もないの?

追いかけてきてくれたのが、嬉しい。

けど、上手く言いくるめる為だとしたら?

ああ!こうなる自分がたまらなく嫌なのよ!

誰か助けて!

もう、ダメだ。
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