~Still~
「あと1球!」

エレナは大きく息を吸うと、静かに吐いてからバットを構えた。

3球目。

「……!」

隆也が投げた瞬間、エレナは思いきりバットを振った。

コン!と良い音が響いた。

「おわっ!?」

「まじか!」

「ははははは!やったあ!」

隆也の投げた球はエレナのバットにあたり、空に舞い上がった。

完全に力負けしたフライであったが、球はポトリと地に落ち、転がっていった。

「クソッ!」
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