~Still~
エレナはジーッと颯太を見つめた。

颯太は相変わらずよそよそしい眼差しで、

「なんですか?」

なんですか?だって。こっちが聞きたいっつーの!!

「後で話しましょ」

エレナは静かに立ち上がると、そっとその場を抜け出した。

……お腹すいたなー。

お酒も飲みたい。

「エレナ!」

店を出て歩道を進もうと歩き出した時、隆也が店の出入口からエレナを呼んだ。

フッと振り返ったエレナは凛とした佇まいで、隆也はそんなエレナの姿に見とれた。

……綺麗なヤツ。

「あのさ、」

隆也はエレナを見つめた。
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