~Still~
颯太は、ゴシゴシと頭を拭きながらバスルームから出てくると、裸の肩にタオルを引っ掛け、冷蔵庫から水を取り出してソファへ向かった。

あ……。

途端颯太は、エレナに気付いて足を止める。

微妙な沈黙。

エレナはスッと立ち上がり、颯太を振り返った。

エレナは真っ直ぐに颯太を見つめたが、颯太は視線を落として横を向いた。

先に口を開いたのはエレナだった。

「颯太くん、ごめんね。
打ちたいだなんて言って……練習の邪魔だったよね。
飲み会だって、私、部外者なのに……ほんとに、ごめん」

「……」
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