~Still~
『私と颯太さんは、何度も寝てるの。……今日だって抱かれに来たのに、あなたに部屋を貸してるなんて言うものだから、驚いたわ』

エレナは颯太の瞳を見て、フッと笑った。

「……モノは言い様よね。
あなたたちどちらの話が本当かどうか、そんな事、もうどうでもいいわ。関係無い」

颯太が苛立たしげに眉を寄せた。

「どうでもいい?!
俺は、よくない!
確かに俺は高宮理恵さんと寝ました。
『付き合ってくれ』とも言われました。
けど俺はいつかあなたと再会して恋に落ちるって、信じてた!
だから高宮理恵さんには『城田エレナ以外の、誰とも付き合う気はない』と、断りました」

颯太はここまで言うと、唇を引き結び、半年前を思い返した。

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