「好き」のスイッチを切りたい。
 奏多は結城を優しく包むように抱きしめた。
「俺、星野が好き。さっきのお前、かっこよかった。」
 中学の時、何もしなかったときはいじめの標的になり、『後悔』の二文字が残った。
 でも今の結城には
『助ける。』
を、選んだことで、後悔の二文字が自分の中でどんどん消えて…。
< 12 / 13 >

この作品をシェア

pagetop