「好き」のスイッチを切りたい。
「俺実は、星野のこと気になっているんだ。」
(え…?)
 奏多は美穂が転校してきて、よく笑顔を見せるようになった。男子の中ではぶりっこだけど普通にかわいいと人気の高かった美穂。
 正直結城は、奏多は美穂が好きなんじゃないかと思って、諦めかけていた。
 でも、いきなりの言葉に結城の目には涙が溜まった。結城はそれを、手で覆い隠した。
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