俺たちの妹・2

美晴side…

葵にはまた心配掛けちゃったな〜

体調悪くても連絡して欲しいだなんて、忙しい葵の負担にはなりたくないのに……



私の体調の事は今後もきっと、葵とは意見は食い違ったままなんだろうな……


優しい葵の為にも、私が体調崩さない様に気をつけないと………



まずは、もう直前まで来ているテストを頑張らなくちゃ。

集中的なテスト勉強は、夏バテのおかげで出来てないけど……

やるしかないよね……


「葵はもうテスト始まってるんだよね？」

「俺？昨日から始まってるよ」

「じゃぁ、お昼まで？」

「そうだけど、みぃが終わるまで待ってるよ」

「え？先に帰って勉強してよ。この前そうしよって言ったじゃない」

私が体調崩す前に約束した事だった。

「別々で通学して、みぃが学校や家に着いたのか不安になるよりはいいから、やっぱり止めよ？」

葵には心配掛けちゃってたんだな……

「でも………」

「待ってる間も勉強出来るしいいの」

「………………分かった。心配掛けちゃったし、葵が安心してくれるならまた一緒に通学しよ」

葵が安心してくれないと、勉強に集中出来ないしだろうし……


ごめんね、葵………