俺たちの妹・2
カチャ


美晴の部屋をそっと出て、リビングへ向かう。


リビングの前で立ち止まると中の会話が聞こえてきた。


「みぃちゃん、大丈夫なの?」

「あぁ、日向が付いてくれてるし問題ないよ」

「無理してるんじゃないのか?俺が変わってやれたらな……」

「私だって変わってあげたいわ。華奢な体でいつも頑張ってるんだもの」

「日向が無理だと判断したら病院に連れて行くと思うし、その辺は日向に任せて大丈夫だと思う。日向はしっかり判断してくれるよ」

まさか俺の話しまで出るは思わなかった。

「じゃぁ、明日は我が家で彩さんとお会いしましょう。ご飯は、彼方と日向に任せたら美味しいものが出来るし、問題はないわね」

「みぃの様子もすぐに分かるし、辛そうなら寝かせてあげた方がいいしな…」


「彩にも伝えておくよ」


3人の会話を聞いて、美晴はホッとした顔をしていた。
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