俺たちの妹・2
「みぃ、食べ物買いに行こうか。何食べる?」
「う〜ん、パスタにしようかな」
ここのカフェは量が少ないメニューがもとからあって、みぃには有難いメニューだった。
「俺はAランチにしようかな……楓は?」
「え?俺もいいの?」
「その為に来たんでしょ?」
「や、そうなんだけど……お邪魔じゃない?」
「さっきの3人よりは全然マシ。みぃも大丈夫みたいだし」
「え?」
「みぃは結構人見知りするタイプだよ」
「俺やみぃの兄貴の知り合いって分かったら大丈夫だけど、そうじゃなかったら結構慣れるまでに時間掛かる」
「そうなの?」
「あからさまな人見知りじゃなくて、殆ど分からないくらいに普通に出来るんだけど、本当はイヤみたい……」
俺の言葉を聞いてみぃは驚いた顔をしていた。