俺たちの妹・2
「………女子ってこぇ〜」
「結構休むのに成績上位だっただろ?」
「あぁ。俺も毎回ビックリしてた」
「それで、カンニングなんじゃないかと思って、友達になってからカンニングの方法教えてって言ってきた人もいるみたい」
「………………」
楓は唖然としてる。
「だから年々新しい友達作らなくなって……クラスメイトとはもちろん喋ったりはしていたけどね。
本当の友達っていうの?そういうのは作らなくなっていったんだ……」
「だから葵や桜ちゃんとばっかり?」
「俺と桜と悠斗がいてくれたら十分って」
思わず苦笑いがこぼれた。
「俺もその中に入れてもらえるかな……」
「大丈夫だと思うよ。みぃ、人を見る目はちゃんとあるから」
そう言って、みぃに視線を向けると、さっきの3人がみぃの隣に座っていた。
「…………っっ‼︎ 楓、急ごうか」
「その方が良さそうだね。」